「センター失敗・私大失敗＝実力がついていない」は誤りです！

センターや私大に失敗したから実力がついていないわけではありません

センターで想定外の低得点をとってしまった、私大本番で思うように問題が解けなかったという場合、多くの受験生が自分の実力は実はついていないと考えてしまいがちです。また浪人生だと一年間頑張ってきたのに何も変わってないと思ってしまいがちです。

しかし、それは間違いという場合があります。

例えば今年のセンター数学で失点している人は多いですが、計算量が多い問題ですので、計算ミスや時間不足を起こしてパニックになったり、それを数2Bや理科まで引きづってしまったりした受験生もいると思います。計算力やミスをしないことももちろん実力のうちです。しかし、年度によって難易度の差があるので一概に例年の得点と比べて判断することがそもそもの誤りです。

本年度の数学はそのよい例です。

さらに数学の失敗を引きづってしまった人はその後の理科でも失点している場合があると思います。もちろん動じないメンタルも実力のうちですが、このメンタルがなかったからと言ってあなたの「問題を解く実力」がついていない、ないとは言えないのです。この部分は冷静に切り離して考えてください。

「問題の難化や精神的な動揺・焦りの部分での失点」というものを「問題そのものを解ける実力」と同じに考えてはダメです。もちろん試験においてはそれらすべてが合格の必須条件です。しかし、すでに終わってしまった試験ではなくて、今から迎える試験では「問題そのものを解ける実力」があるのなら十分に戦えるのです。なぜなら、問題の難化の場合は他の受験生も失点するのでそこでの失点は合否に大きく影響しない、精神的な動揺や焦りの部分については今後の試験で開き直ることで対処できるからです。

さらに重要なことは、この「問題そのものを解ける実力」というのは残り期間の勉強でどんどん上がっていくのです。今までやってきた勉強、知識が更に結びついていく時期だからです。受験期において最も得点を伸ばせる時期が今なのです。

わかりやすく別の角度から考えてみてください。

センターがうまくいった受験生が残り期間勉強しなかった、勉強に身が入らなかったとしたら2次試験や私大に合格出来るでしょうか？

医学部や難関理系・文系合格は絶対に無理です。
他の大学でも合格可能性は著しく落ちます。

この現実はセンターがうまくいったか、失敗したかに関係なく等しくすべての受験生に当てはまることです。

だったら今あなたがやらなければならないことは何ですか？

あなたが考えている実力ってそもそも何ですか？
試験の実力というのは「あなたが未だ迎えていない本番でのあなたの得点」しか意味しません。
それ以外のものは必要ありません。
今までの成績やあなたの過去は何も関係ありません。
それ以上何か付加価値をつけることも何も必要ありません。
合格というのはそういうものです。

落ち込んでいる場合ですか？
油断している場合ですか？
悩んでいる場合ですか？

合格へ向かいましょう！

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