【メンタル一撃】no.4 模試の判定などクソくらえ！他人の勉強進度などクソくらえ！の真実

メンタル一撃・コントロールシリーズ NO.4

メンタル一撃・コントロールシリーズの第4弾。

今回は、「本年度受験生」「高校1，2年生」に共通するついついやってしまいがちな
「間違った合格基準の捉え方」についてお話します。

「模試の偏差値がいい受験生にはもう追いつけない」は間違いです

現状の成績が思うように伸びていない受験生や高校1，2年生はつい周りの成績がいい人や模試の成績がいい人と現状の自分の成績を比べがちになります。もちろんそれを起爆剤とするのならいいのですが、そうではなく、この事実を「自分はもう間に合わない」「志望校には届かない」と考えてしまうことは間違っています。

気休めで言っているのではないことを証明するためにしっかり論理を説明しますね。

本年度受験生は特に今最後の追い込みをしないといけない時期ですが、この時期に付きまとうのが成績のいい人と自分の現在の成績や偏差値を比べてしまい、自分はもう間に合わない、A判定の人には勝てっこない、と思い込んでしまいます。

でも、これは受験の現実やあなたの成績の伸びという部分を一切取り除いて物事を考えてしまっているということに気づいてください。他人の状況や世の中のいい加減な情報だけに目が行ってしまい、もっとも合格にとって重要な受験の現実やあなたの今からの成績の伸びという部分を一切冷静に考慮できていない現象なのです。

合格ラインの現実

現状模試の偏差値がいいという人たちは、やるべきことが「現状間に合っている」ということを意味しているにすぎません。さらに進んでいってもその後は期間的な余裕をもって受験を迎えられるというにすぎません。（ここで油断したり間違った対策を行えばこれらの人とて不合格になります。現状成績がいい方は注意してくださいね）

合格するためにやらなければならない事というのは際限がないのではなくて一定です。合格最低点をクリアするというラインに絞ればさらにやらなければならないことは絞られます。要するに、合格ラインを超えるためにやるべきことは有限なのです。（この詳しいお話は当塾の著書「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】～完全版～、「医学部」受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】に説明していますのでここでは割愛します）

合格ラインを超えるためにやるべきことは有限ということを簡潔に説明すると、多くの受験生にとって合格のためにやるべきことは、基礎の習得→標準問題集1冊→過去問演習で基礎標準知識をブラッシュアップ・基礎標準知識を過去問基準でとらえなおす（著書：受験の叡智のキーワード）ということです。

この部分が今までの期間で間に合っている人たちは当然模試の成績は良くなります。
（とはいえ、模試の問題があなたの志望校の問題の性質を反映していないと模試の成績はあてにならない事には注意してください）

現状模試の成績が悪い・いまいち伸びていない人というのは、あくまで現状で「有限である合格のためにやるべき事」が間に合っていない、ということを意味しているにすぎません。

何をいいたいのかわかっていただけますか？