【PART1】直前期の私大医学部・私大対策のポイント

直前期の私大医学部・私大対策

共通テストも終わり国際医療福祉大学など私大医学部の早いところではすでに１次試験が終わっていますね。
ここから私大医学部試験は連戦となってきますがやるべきことを明確にして合格を手繰り寄せましょう。

今回は東大理三合格講師柳生の書下ろしコンテンツを掲載します。

私大対策について

共通テストが終わったら、(国公立併願の場合は国公立に向けての記述練習と並行して、)私大対策にすぐシフトしましょう。
共通テストの振り返りや反省は、個別試験で受験する科目の知識・考え方の確認にとどめておきましょう。

この時期最も重要なこと

この時期の私大対策で最も重要なのは、過去問を使って傾向を掴むことです。
全教科最新年度のものを時間を計って実際に解いてみて、問題形式と試験時間を把握します。その上で、自分で解けるところまで解いてみてから解説を確認して、考え方が身についているかどうか、どこを重点的に復習すればいいのか作戦を立てましょう。以下、私大で多いマーク式の問題を念頭に対策を考えます。

数学について

数学について、数値を選択する形式であれ、数値をマークする形式であれ、典型的な計算に習熟しておきましょう。特に共通テスト後だと、数IIIの曲線、複素数平面の分野や、微分・積分、数学IAIIBの融合問題への感覚が鈍っている可能性があるので、重点的に復習するのが良いです。

英語について、長文問題だけでなく、発音・アクセントや、整序英作文が出題される場合は、文法・語法問題集の復習が役に立ちます。また、全体の傾向をつかみ、どの大問の順番で大問を解いていくか作戦を立てるのが良いです。

理科について

理科について、数学と同じく、典型的な問題の解法に習熟しておきましょう。マーク式の試験の場合、やや知識問題の比重が高くなることもあるので、無機の遷移金属分野の知識や、有機の天然・合成高分子分野などの知識も抜かりなく対策するのがよいです。

過去問について

過去問はさかのぼり過ぎると傾向が変わってしまっていることも多いので、多くても3~4年程度にとどめて、他の志望大学の過去問や、これまで学習してきた問題集を使って、典型的な問題の解法の抜けをなくしておくのがよいでしょう。

以上、東大理三合格講師柳生の書下ろしコンテンツです。
次回以降も３０名超の東大理三合格講師が書き下ろしてくれた記事や収録してくれた動画を掲載していきます。
一緒に地道に合格へ向かっていきましょう。

まだ合格可能性は上げられる！今一度合格への計画や手段を明確にしてください！

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